帯状疱疹は、かつて水ぼうそうにかかったことのある人なら誰でも発症する可能性のある病気です。加齢やストレス、病気などで免疫力が低下すると、体内に潜んでいたウイルスが再活性化し、帯状疱疹として現れます。
つらい症状を防ぐために有効なのが、「帯状疱疹ワクチン」です。50歳以上の方を対象に接種が推奨されており、発症リスクの軽減だけでなく、万が一発症した場合でも症状を軽く抑えることが期待できます。
現在、日本で使われているワクチンには、生ワクチンと不活化ワクチン(シングリックス)の2種類があります。特に不活化ワクチンは、より高い予防効果があり、免疫力が低下している方でも接種が可能です(2回接種)。