
私の肩痛にPFC -FDは効果ある?ペインクリニックで治療する意味
2026年08月17日 06:15
「肩の注射をしても、また痛くなる」「できれば痛み止めだけでなく、傷んだ組織にもアプローチしたい」。そんな方の選択肢の一つがPFC-FDです。ただし、すべての肩痛に適しているわけではなく、まず原因を正しく診断することが重要です。
PFC-FDとは?自分の血液を利用した治療
PFC-FDとは、患者さん自身の血液からPRP(多血小板血漿)を作製し、成長因子を濃縮したうえで無細胞化・凍結乾燥して調製する血液由来の加工物です。
血小板には、傷ついた組織の修復過程に関係するさまざまな成長因子が含まれています。PFC-FDでは、こうした血液由来成分を患部に投与することで、痛みや組織修復への作用が期待されています。
ここで大切なのが、「PFC-FDを注射すれば肩が元通りに再生する」と断定できる治療ではないという点です。
肩の痛みにPFC-FDは効果がある?
肩領域では、PFC-FDの基礎となるPRP療法について研究が進められています。
特に研究されているのが、
・腱板障害、腱板部分断裂
・肩関節周囲炎(いわゆる五十肩)
・肩関節周辺の腱障害
などです。
PRPに関する複数の研究では、腱板障害などで痛みや肩機能の改善が報告されています。一方、研究によって結果には差があり、すべての患者さんに同じ効果が得られるわけではありません。
また、現在の肩領域の医学的エビデンスはPRPに関するものが中心であり、PFC-FDそのものについてPRPと全く同じ治療効果が証明されているという意味ではありません。
だからこそ、「再生医療だから受ける」のではなく、「自分の肩痛の原因に適しているのか」を判断することが重要です。
肩が痛い=五十肩とは限りません
肩痛にはさまざまな原因があります。
・肩関節周囲炎
・腱板炎、腱板損傷
・滑液包炎
・変形性肩関節症
・石灰沈着性腱板炎
・首の神経など肩以外が原因の痛み
原因が違えば、適切な治療も変わります。
藤沢ソーマクリニックでは、「肩が痛いからすぐPFC-FD」ではなく、診察や必要な検査によって原因を評価し、保険診療を含めた治療選択肢を検討します。
藤沢ソーマクリニックの肩痛治療
藤沢ソーマクリニックは、藤沢駅南口徒歩2分のペインクリニックです。
肩痛に対して、症状や原因に応じて、
・内服薬
・リハビリやセルフケア
・トリガーポイント注射
・神経ブロック注射
・超音波ガイド下治療
・PFC-FD
などから治療方針を検討します。
大切なのは「高額な治療を最初から選ぶこと」ではなく、肩のどこが痛みの原因なのかを考え、その方に合った治療を選択することです。
自宅でできる肩痛セルフチェック
次の症状がないか確認してみましょう。
・腕を上げる途中で痛む
・背中に手を回しにくい
・夜、肩が痛くて目が覚める
・反対側より腕が上がらない
・肩に力が入りにくい
・数週間以上痛みが続いている
無理なストレッチや筋力トレーニングで悪化する場合もあります。強い痛みがある場合は無理に動かさず、原因を確認してから運動方法を決めましょう。
こんな肩痛は一度ご相談ください
夜間痛で眠れない、腕が上がらない、力が入らない、数週間以上改善しない、注射やリハビリを続けても痛みが残っている場合は、一度医療機関で原因を確認することをおすすめします。
PFC-FDについてよくある質問
Q. PFC-FDは肩を完全に再生させる治療ですか?
いいえ。「完全に再生する」と保証できる治療ではありません。血液由来の成分を利用し、組織修復に関わる反応を利用する治療です。
Q. 五十肩にも使えますか?
関連するPRP療法では肩関節周囲炎について研究されていますが、すべての方に必要な治療ではありません。
Q. 腱板損傷にも使えますか?
PRPは腱板障害・部分断裂などで研究されています。断裂の程度などによって治療方針が異なるため、診断が重要です。
Q. PFC-FDは保険適用ですか?
PFC-FDは自由診療です。
Q. 誰でも受ければ効果がありますか?
いいえ。肩痛の原因や病状によって適応は異なり、効果にも個人差があります。
「肩が痛い」の原因から考えましょう
「根本的に治したい」と考えるほど、まず大切なのは原因を知ることです。
藤沢市・湘南エリアで、長引く肩痛、五十肩、腱板障害などでお悩みの方は、藤沢駅南口徒歩2分の藤沢ソーマクリニックへご相談ください。保険診療での肩痛治療からPFC-FDを含む自由診療まで、状態に応じた治療方法を一緒に検討します。
【PFC-FDについて】
自由診療/保険適用外
費用:165,000円(税込)
治療回数:状態により医師と相談して決定します。
主なリスク・副作用:採血時の痛み・皮下出血、注射部位の痛み・腫れ・赤み・熱感・出血・感染などが生じる可能性があります。効果には個人差があり、期待した効果が得られない場合があります。