
CPAPシーパップってどんなもの?
2026年03月07日 08:13
睡眠時無呼吸症候群の治療「CPAP」とは?仕組み・効果・世界での使用状況
藤沢ソーマクリニック
睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)は、睡眠中に呼吸が止まることで、日中の強い眠気や集中力低下を引き起こすだけでなく、高血圧、心筋梗塞、脳卒中などの重大な疾患のリスクを高めることが知られています。
現在、中等症から重症の閉塞性睡眠時無呼吸症候群の標準治療として世界中で使用されているのが「CPAP(シーパップ)」治療です。藤沢ソーマクリニックでは、睡眠時無呼吸症候群の検査・治療を専門的に行っています。
CPAPの仕組み
CPAPとはContinuous Positive Airway Pressure(持続陽圧呼吸療法)の略です。
睡眠時無呼吸症候群の多くは、睡眠中に舌の根元、軟口蓋、咽頭の筋肉などがゆるみ、気道が塞がることで呼吸が止まることが原因です。
CPAPは、睡眠時に鼻マスクを装着し、空気を一定の圧力で送り続けることで気道を広げたまま保つ治療です。イメージとしては「空気の柱で喉を内側から支える」治療法と考えるとわかりやすいでしょう。
CPAPの歴史
CPAPは比較的新しい医療技術です。1981年、オーストラリアの医師Colin Sullivan(コリン・サリバン)博士が初めて睡眠時無呼吸症候群にCPAPを使用しました。この治療は画期的で、それまで治療が難しかった睡眠時無呼吸症候群に対して非侵襲的に改善できる方法として世界中に広まりました。
現在ではアメリカ、ヨーロッパ、日本を含めた多くの国で、睡眠時無呼吸症候群の標準治療(First line therapy)としてガイドラインに掲載されています。
世界でどれくらい使われているのか
睡眠時無呼吸症候群は非常に多い疾患です。2019年の国際研究では、世界で約9億人が睡眠時無呼吸症候群を持つ可能性があると推定されています(Lancet Respiratory Medicine, 2019)。
このうち数千万〜1億人以上がCPAP治療を使用していると考えられています。日本でもCPAP治療は広く普及しており、約70万人以上がCPAP治療を受けていると報告されています。
CPAPの効果(医学的エビデンス)
CPAP治療の効果は多くの研究で証明されています。主な効果は以下の通りです。
・無呼吸の改善
・いびきの改善
・日中の眠気の改善
・血圧の低下
・心血管イベントリスクの低下
例えばNEJM(New England Journal of Medicine)の研究では、CPAP治療により日中の眠気や生活の質(QOL)が有意に改善することが示されています。またCPAPにより夜間の低酸素状態が改善し、心血管疾患リスクが低下することも知られています。
CPAPの課題
一方でCPAPには課題もあります。
・マスクの違和感
・機械を毎晩つける必要がある
・旅行や出張時の持ち運び
・乾燥や鼻づまり
などです。そのため世界的にもCPAPを継続できない患者が20〜40%程度存在すると報告されています。
CPAP以外の治療:いびきレーザー治療
近年、CPAPの代替治療として注目されているのが「いびきレーザー治療(レーザー口蓋形成術)」です。これはレーザーで軟口蓋や咽頭の組織を引き締め、気道を広げる治療です。
主な効果として、いびきの改善、軽度〜中等度の睡眠時無呼吸の改善、気道の拡大などが期待できます。世界ではFotonaレーザーなどが使用され、欧米でも研究が進んでいます。
藤沢ソーマクリニックのいびきレーザー治療
神奈川県藤沢市にある藤沢ソーマクリニックでは、いびきレーザー治療を行っています。当院では睡眠時無呼吸の検査、CPAP治療、いびきレーザー治療を組み合わせ、患者さん一人ひとりに合った治療を提案しています。
CPAPが難しい方や、いびきでお悩みの方はお気軽にご相談ください。
まとめ
睡眠時無呼吸症候群の治療としてCPAPは世界で最も標準的な治療法ですが、近年はいびきレーザー治療という新しい選択肢も登場しています。
藤沢ソーマクリニックでは、睡眠検査、CPAP治療、いびきレーザーを通して湘南・藤沢地域の睡眠医療に貢献しています。気になる症状がある方は、早めの検査をおすすめします。