
帯状疱疹、治ったのに痛いのはなぜ?帯状疱疹後神経痛とペインクリニックでできること
2026年08月10日 06:23
帯状疱疹、治ったのに痛いのはなぜ?帯状疱疹後神経痛とペインクリニックでできること
帯状疱疹の発疹が消えたのに「ピリピリする」「服が触れるだけで痛い」「夜も眠れない」。それは**帯状疱疹後神経痛(PHN)**の可能性があります。皮膚が治って見えても、帯状疱疹によって傷ついた神経の痛みが残ることがあるためです。
発疹が治ったのに、なぜ痛みが続く?
帯状疱疹は、水ぼうそうの原因となる「水痘・帯状疱疹ウイルス」が再活性化して起こります。
ウイルスは皮膚だけでなく神経にも炎症や障害を起こします。
そのため、
「発疹が消えた=神経も完全に回復した」
とは限りません。
帯状疱疹後神経痛(PHN)とは、帯状疱疹によって神経が障害され、皮膚症状が改善した後も痛みが続く神経障害性疼痛です。
痛みが長期間続くこともあり、特に高齢の方などでは注意が必要です。
こんな痛みはありませんか?
帯状疱疹後神経痛では、単なる「ズキズキ」だけではありません。
・ピリピリ、チクチクする
・焼けるように痛む
・電気が走るような痛み
・服が触れるだけでも痛い
・軽く触れただけで強く痛む
・痛くて夜に目が覚める
・皮膚の感覚がおかしい、しびれる
特に「触っただけで痛い」状態はアロディニアと呼ばれ、本来なら痛みにならない程度の刺激を痛みとして感じてしまう神経障害性疼痛の特徴の一つです。
帯状疱疹の痛みは我慢し続けないことが大切
帯状疱疹の治療では、急性期の抗ウイルス薬による治療に加え、痛みを適切に評価・治療することも重要です。
「皮膚は治ったから、あとは我慢するしかない」
とは限りません。
痛みが強い、眠れない、日常生活に支障がある場合には、早めに医療機関へ相談しましょう。
ペインクリニックでは何をする?
ペインクリニックは「痛みそのもの」を専門的に診断・治療する診療科です。
帯状疱疹による痛みに対しては、症状や発症からの期間、年齢、基礎疾患、使用中の薬などを確認しながら治療方法を検討します。
①薬による治療
神経障害性疼痛に使用される薬などを、症状や副作用を確認しながら選択します。
眠気やふらつきなどが問題になることもあるため、「強い薬を使えばよい」というわけではありません。
②神経ブロック
症状や時期によっては、局所麻酔薬などを用いた神経ブロックを検討することがあります。
神経ブロックがすべての患者さんに必要なわけではなく、痛みの場所や程度、発症時期、全身状態などから適応を判断します。
③生活への影響まで評価
慢性的な痛みは睡眠、仕事、食欲、気分、活動量にも影響します。
「痛みを0にする」ことだけでなく、眠れる、服を着られる、外出できるなど、生活機能を取り戻すことも慢性疼痛治療の大切な目標です。
自宅で気をつけること
痛みを我慢して無理に刺激したり、自己判断で薬を増減したりするのは避けましょう。
「いつから」「どんな痛み」「何をすると悪化するか」「睡眠への影響」をメモしておくと診察に役立ちます。
こんな場合は受診を
✓ 発疹が治っても痛みが残っている
✓ 痛みで眠れない
✓ 服が触れるだけで痛い
✓ 痛みが強く日常生活に支障がある
✓ 処方された薬だけでは十分にコントロールできない
こうした場合には、ペインクリニックへの相談も選択肢です。
よくある質問 FAQ
Q1. 帯状疱疹の発疹が消えたのに痛いのはなぜ?
A. 皮膚症状が改善しても、ウイルスによる神経の障害が残り、神経痛が続くことがあります。
Q2. 何か月も痛みが続くことはありますか?
A. あります。帯状疱疹後神経痛では、痛みが長期間続く場合があります。
Q3. 服が触れるだけで痛いのも帯状疱疹の影響ですか?
A. 神経障害によって軽い刺激でも痛く感じる「アロディニア」が生じることがあります。
Q4. 神経ブロックをすれば必ず治りますか?
A. 効果には個人差があり、すべての方に適する治療ではありません。症状や発症時期などから適応を判断します。
Q5. 何科を受診すればいいですか?
A. 帯状疱疹の急性期は皮膚科などで治療されることが多く、痛みが強い場合や長引く場合にはペインクリニックへの相談も選択肢です。
藤沢ソーマクリニックは、藤沢駅南口徒歩2分。藤沢市・湘南エリアで、帯状疱疹後神経痛をはじめとする神経痛や慢性疼痛についてご相談いただけます。
「発疹は治った。でも痛みが終わらない」
そんなときこそ、痛みを我慢し続けずご相談ください。
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