院長ブログ

寝たのに眠い、、、なぜ?

寝たのに眠い、、、なぜ?

2026年08月21日 06:37

「7〜8時間寝ているのに、朝から眠い」「午後になると強烈に眠くなる」。そんな方は、睡眠時間だけでなく睡眠の質にも目を向けてみてください。睡眠中に呼吸が繰り返し止まる「睡眠時無呼吸症候群」が隠れていることがあり、自宅で行う簡易検査が原因を探る手がかりになります。

「寝たのに眠い」は睡眠の質が原因かも

「最近忙しいから」「年齢のせいかな」と思っていませんか?

睡眠時間を十分取っているのに、

  • 朝すっきり起きられない

  • 起床時に頭が重い・痛い

  • 日中に眠くなる

  • 会議や電車ですぐ寝てしまう

  • 集中力が続かない

  • 家族からいびきを指摘される

  • 寝ているときに「息が止まっている」と言われた

といった症状がある場合は、一度「睡眠の質」を考えてみる価値があります。

原因の一つが**睡眠時無呼吸症候群(SAS)**です。

睡眠時無呼吸症候群とは?

睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に無呼吸や低呼吸を繰り返し、睡眠の質の低下や低酸素を生じる睡眠関連呼吸障害です。

本人は寝ているため、呼吸が止まっていることに気づかないケースも珍しくありません。

「私は太っていないから大丈夫」と考える方もいますが、肥満だけが原因ではありません。あごが小さい、あごが後退している、気道が狭いといった体格・骨格も関係するため、痩せている方にも起こります。

自宅でできる「簡易検査」があります

「睡眠検査というと入院するの?」

そんなイメージを持っている方もいるかもしれません。

睡眠時無呼吸が疑われる場合、まず自宅で簡易検査を行えることがあります。

睡眠時無呼吸の簡易検査は、自宅で睡眠中の呼吸や血液中の酸素飽和度などを記録し、睡眠時無呼吸の可能性や程度を評価する検査です。

就寝前に小型の検査機器を装着し、普段と同じように眠ります。

機器によって測定項目は異なりますが、呼吸の状態、血液中の酸素飽和度、脈拍、いびきなどを調べることで、「寝ている間に呼吸が乱れていないか」「酸素が低下していないか」などを確認します。

痛みを伴う検査ではありません。

簡易検査だけですべてわかる?

ここは大切なポイントです。

簡易検査は便利ですが、睡眠そのものを脳波で詳しく調べる精密検査(PSG)とは測定できる内容が異なります。

そのため、簡易検査の結果と症状が合わない場合や、さらに詳しい評価が必要な場合には、**PSG(終夜睡眠ポリグラフ検査)**を検討します。

「簡易検査で異常なし=眠気の原因は何もない」とは限りません。

日中の眠気には、睡眠不足、不眠症、生活リズムの乱れ、薬の影響、その他の睡眠障害や病気など、睡眠時無呼吸以外にもさまざまな原因があります。

睡眠時無呼吸は予防できる?

すべての睡眠時無呼吸を生活習慣だけで予防できるわけではありませんが、肥満が関係している場合には適正体重を目指すことが重要です。

また、飲酒によって睡眠中の気道が狭くなりやすくなるため、特に就寝前の飲酒には注意しましょう。睡眠時間を確保し、生活リズムを整えることも「日中の眠気」を考えるうえで大切です。

一方、あごや気道の形などが関係する場合は生活改善だけでは十分でないことがあります。

大切なのは、眠気を我慢することではなく、なぜ眠いのかを確認することです。

こんな方は一度相談を

「毎日寝ているのに眠い」
「仕事中に眠くて困る」
「運転中に眠気を感じる」
「家族からいびきや無呼吸を指摘された」
「朝起きても疲れが残っている」

こうした状態が続く場合は、一度医療機関へ相談してみてください。

特に運転中に強い眠気がある場合は、事故につながる危険があります。眠気が強い状態での運転は避け、早めの評価をおすすめします。

藤沢で「寝ても眠い」と悩んでいる方へ

藤沢ソーマクリニックでは、藤沢駅南口徒歩2分の睡眠外来で、睡眠やいびき、睡眠時無呼吸症候群についてご相談いただけます。

症状や睡眠時間、生活リズム、いびきなどについて確認したうえで、必要に応じて自宅で行う簡易検査などをご案内します。

「この程度の眠気で病院に行っていいのかな」
「自分が検査を受けるべきかわからない」

という段階でも構いません。

毎日の眠気を「体質だから」と決めつけず、まず睡眠の状態を一度確認してみませんか。