院長ブログ

いびきレーザー技術、なにがちがう?

2026年08月24日 10:31

秋は暑さがやわらぎ、眠りを見直したくなる季節。「家族からいびきがうるさいと言われる」「レーザー治療が気になる」という方もいるのではないでしょうか。

いびきレーザーで大切なのは、レーザーを当てることだけではありません。まず無呼吸が隠れていないかを確認し、口の中や喉の状態を診たうえで治療を選ぶことが重要です。



いびきレーザーは、どこに照射する?

いびきは、睡眠中に空気の通り道が狭くなり、軟口蓋などの組織が振動することで生じます。

Er:YAGレーザーを用いたいびき治療では、口腔・咽頭周辺の組織へ切除を伴わないレーザー照射を行い、いびきの軽減を目指します。

研究で照射されているのは、主に

・軟口蓋
・口蓋垂
・前後の口蓋弓
・舌根周辺
・硬口蓋後方

などです。

ここでポイントになるのが、人によって口や喉の形が違うことです。

「カスタマイズ照射」とは?

カスタマイズ照射とは、口腔・咽頭の形態や状態を診察し、照射部位や照射設計を患者さんごとに検討する考え方です。

実際の医学論文でも、軟口蓋の幅や長さ、口蓋垂、口蓋弓などの解剖学的形態によって照射スポット数を変える方法が報告されています。

ただし、ここは正確にお伝えする必要があります。

「カスタマイズすれば標準照射より必ず効果が高くなる」と証明されているわけではありません。

大切なのは、「いびきレーザーをすればいい」と一括りにせず、どこがいびきに関係していそうなのかを診察し、適応を判断することです。

いびきレーザーの効果は?

2023年に発表されたランダム化比較試験では、原発性いびき・軽症OSAの患者を対象に3回のEr:YAGレーザー治療を行い、偽治療と比較していびき関連指標の改善が報告されました。

2025年のシステマティックレビュー・メタ解析でも、選択された患者では、いびきの強さや主観的な睡眠の質が短~中期的に改善する可能性が示されています。

一方で、長期間の効果についてはエビデンスがまだ十分ではありません。

つまり、いびきレーザーは「誰にでも同じように効く治療」ではなく、効果や持続期間には個人差があります。

レーザーの前に「無呼吸」のチェックを

実は、こちらのほうが重要かもしれません。

大きないびきの裏に、睡眠時無呼吸症候群(SAS)が隠れていることがあります。

「寝ている間に呼吸が止まっていると言われる」
「朝起きても疲れている」
「昼間に強く眠くなる」
「高血圧がある」

このような方は、レーザー治療だけを先に考えるのではなく、睡眠検査を検討してください。

睡眠時無呼吸症候群では、重症度などによってCPAPやマウスピースなど別の治療が適している場合があります。

いびきを治療することと、睡眠時無呼吸を適切に治療することは、必ずしも同じではありません。

何回くらい受ける?

Er:YAGレーザーの研究では、2~3回程度の治療を行った報告があります。一方、実際の治療回数は使用するプロトコルや患者さんの状態によって異なります。

藤沢ソーマクリニックのカスタムナイトレーズでは、1回で終了する治療ではなく、基本的に複数回の施術を前提としてご案内しています。

現在の自由診療料金(税込)は、

初回:19,800円
通常1回:98,000円
2~4回目キャンペーン3回券:235,000円
モニター3回券:220,000円

です。

自由診療のため健康保険は適用されません。料金やキャンペーン内容は変更される場合があるため、受診時に最新情報をご確認ください。

痛みや副作用は?

切開する治療ではありませんが、治療中の熱感や痛み、治療後の喉の違和感、乾燥感、疼痛、粘膜の腫れなどが生じる可能性があります。

感じ方には個人差があります。

また、効果にも個人差があり、時間の経過とともにいびきが再び気になるようになり、追加治療を検討する場合があります。

「レーザーを受けるか」より「自分に合うか」

いびき治療で最初に考えたいのは、「レーザーを何回受けるか」ではありません。

自分のいびきの原因は何か。
睡眠時無呼吸はないか。
そして、レーザーが自分に合う選択肢なのか。

この順番が大切です。

藤沢ソーマクリニックは藤沢駅南口から徒歩2分。睡眠外来で睡眠時無呼吸症候群の検査・治療にも対応し、そのうえでカスタムナイトレーズなどの選択肢を検討しています。

藤沢・湘南エリアで「自分のいびきはレーザー向きなのかな?」と迷っている方は、施術を決める前の相談だけでも構いません。

この秋、ご自身の「眠り」を一度見直してみませんか。