風邪のせい?いびきが悪化しているのは睡眠時無呼吸症候群のサインかも
2026年08月28日 06:02
風邪が治っても「いびき」が治らない?睡眠時無呼吸症候群を疑うケース
「風邪をひいてから、急にいびきが大きくなった」「コロナのあと、家族から寝ているときに息が止まっていると言われた」。そんな経験はありませんか?
風邪などによる鼻づまりで、いびきが一時的に悪化することはあります。しかし、感染症が治った後もいびきや無呼吸が続く場合は、もともと隠れていた**睡眠時無呼吸症候群(SAS)**に気づくきっかけになることがあります。
風邪をひくと、なぜいびきが大きくなる?
いびきは、睡眠中に狭くなった空気の通り道(気道)を空気が通るとき、のど周辺の組織が振動して生じます。
風邪、COVID-19、インフルエンザなどの呼吸器感染症では、鼻づまりや鼻・のどの炎症が起こることがあります。
鼻呼吸がしにくくなると口呼吸になりやすく、普段よりいびきが目立つ可能性があります。
つまり、風邪のときだけいびきが大きくなり、鼻づまりなどの改善とともに元に戻るのであれば、一時的な変化の可能性があります。
ただし、「鼻づまり=睡眠時無呼吸」というわけではありません。鼻づまりの程度だけで睡眠時無呼吸症候群の有無や重症度を判断することはできません。
注意したいのは「風邪が治った後」です
今回、特に知っていただきたいのがここです。
風邪をきっかけにいびきが目立つようになったとしても、感染症が治った後まで症状が続いている場合は、一度立ち止まって睡眠の状態を確認してみましょう。
特に次のような場合は、睡眠時無呼吸症候群が隠れていないか確認する価値があります。
・以前からいびきを指摘されていた
・家族から「寝ているときに息が止まる」と言われる
・いびきの途中で急に静かになり、その後大きく呼吸する
・朝起きても疲れが残っている
・十分寝たはずなのに昼間眠い
・仕事中や運転中に強い眠気を感じる
・起床時に頭痛や口の渇きを感じる
・高血圧や肥満がある
睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは、睡眠中に無呼吸や低呼吸を繰り返す睡眠呼吸障害です。
単なる「いびきの大きさ」だけでは判断できないため、疑わしい場合は客観的な検査が重要になります。
「鼻づまりを治せば無呼吸も治る」とは限りません
鼻が通れば、いびきも睡眠時無呼吸もすべて解決すると思われがちですが、必ずしもそうではありません。
睡眠時無呼吸には、鼻だけでなく、舌や軟口蓋、のどの形態、体重、顎の形、加齢、飲酒など複数の要因が関係します。
そのため、鼻づまりへの対処だけで睡眠時無呼吸そのものが十分改善するとは限りません。
市販の鼻腔拡張グッズなども、鼻づまり対策として役立つ人はいますが、睡眠時無呼吸症候群そのものの治療の代わりにはなりません。
睡眠時無呼吸は自宅で調べられます
「検査のために入院するのは大変そう」と思っている方も多いでしょう。
睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合、まず自宅で行う簡易検査を検討できます。
寝るときにセンサーを装着し、睡眠中の呼吸や血液中の酸素の状態などを調べます。医師が必要と判断した場合は健康保険の対象となり、藤沢ソーマクリニックでは3割負担の場合、簡易検査は約4,000円が目安です。診察料などは別途かかります。
簡易検査の結果によっては、より詳しく睡眠状態を調べるPSG(終夜睡眠ポリグラフ検査)が必要になることがあります。
風邪をひいている真っ最中に検査するべき?
急性の鼻づまりや発熱などが強い時期は、普段とは呼吸状態や睡眠状態が異なる可能性があります。
そのため「普段の睡眠時無呼吸の程度を調べたい」という目的であれば、感染症の状態も含めて医師と検査時期を相談することが大切です。
一方、強い息苦しさ、胸痛、意識状態の変化などがある場合は、睡眠時無呼吸の検査を待つのではなく、感染症などに対する速やかな診察が必要です。
風邪が「隠れていた睡眠時無呼吸」に気づくきっかけになることも
風邪でいびきが大きくなったからといって、すぐに睡眠時無呼吸症候群と決まるわけではありません。
大切なのは、風邪が治った後です。
感染症が改善しても大きないびきが続く、無呼吸を指摘される、日中の眠気が強い場合は、睡眠時無呼吸症候群の検査を検討する目安になります。
藤沢ソーマクリニックでは、藤沢・湘南エリアで睡眠時無呼吸症候群やいびきについての相談、自宅で行う簡易検査、必要に応じた精密検査、CPAPなどの治療に対応しています。
「風邪のせいなのか、睡眠時無呼吸なのかわからない」という段階でも構いません。
藤沢駅周辺でいびきや睡眠について気になっている方は、まず現在の症状から一緒に確認していきましょう。