
若くても痩せてても、、いびきをかくのはなぜ?治療できる?
2026年09月08日 06:20
「太っていないのに、どうしてこんなにいびきをかくんだろう?」
いびきというと、「太っている人がかくもの」というイメージを持っている方も多いかもしれません。
しかし実際には、痩せている人でもいびきをかきます。さらに、痩せ型でも睡眠時無呼吸症候群(OSA)になることがあります。
藤沢駅南口の藤沢ソーマクリニックの睡眠外来でも、体型にかかわらず「家族からいびきを指摘された」「呼吸が止まっていると言われた」と相談される方がいます。
なぜ痩せているのにいびきをかく?
いびきは、睡眠中に空気の通り道である「上気道」が狭くなり、その周囲の軟口蓋や口蓋垂などが振動することで生じます。
肥満は上気道を狭くする重要な要因の一つですが、いびきの原因は肥満だけではありません。
特に日本人を含む東アジア人では、欧米人と比較して肥満度が低くても、小顎や下顎後退などの「顎・顔の骨格」が睡眠時無呼吸に影響しやすいことが知られています。(J-STAGE)
痩せ型の人では、次のような原因を考えます。
・下顎が小さい、または後ろに下がっている
・舌が気道側に落ち込みやすい
・軟口蓋や口蓋垂が気道を狭くしている
・鼻づまりや鼻中隔湾曲などで鼻呼吸がしにくい
・扁桃が大きい
・加齢によって喉周囲の筋肉がゆるんでいる
・飲酒や睡眠薬などによって上気道が狭くなりやすい
つまり、「体重は正常だから、いびきは心配ない」とは限りません。
痩せ型でも睡眠時無呼吸症候群になる?
なります。
閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)は、睡眠中に上気道が繰り返し狭くなったり塞がったりする病気です。肥満だけでなく、顎顔面の形態や上気道の状態、加齢など複数の要因が関係します。(J-STAGE)
特に、
「いびきが急に止まり、その後大きな呼吸をする」
「寝ている間に呼吸が止まっていると言われる」
「朝起きてもスッキリしない」
「日中に強い眠気がある」
「朝、頭が重い・頭痛がする」
といった症状がある場合には、一度睡眠時無呼吸の検査を検討することが大切です。
痩せ型のいびきこそ「原因」を調べることが大切
いびき治療で重要なのは、単純に「いびきの音を小さくする」ことだけではありません。
どこが狭くなっているのか、睡眠中に無呼吸が起きていないかを確認したうえで治療方法を選ぶことが重要です。
藤沢ソーマクリニックでは、いびき・睡眠時無呼吸の相談から睡眠検査、治療まで対応しています。
睡眠時無呼吸が確認された場合には、重症度や原因に応じてCPAP、マウスピースなどを検討します。中等症以上のOSAではCPAPが標準的な治療となります。(J-STAGE)
痩せ型のいびきに「いびきレーザー治療」という選択肢
一方、主ないびきの原因が軟口蓋や口蓋垂など喉の軟部組織にある場合には、いびきレーザー治療が選択肢になることがあります。
藤沢ソーマクリニックでは、フォトナ社製Er:YAGレーザーを使用したいびきレーザー治療を行っています。
口腔内から軟口蓋などへレーザーを照射し、熱作用による組織の収縮やコラーゲンリモデリングを利用して、いびきの改善を目指す治療です。
Er:YAGレーザーによるいびき治療については、無作為化比較試験で単純いびき・軽症OSAを対象に、偽治療と比較していびきスコアの改善が報告されています。近年のシステマティックレビューでも、いびき強度や主観的睡眠の質の改善が報告されています。(PubMed)
ただし、**すべてのいびきや睡眠時無呼吸をレーザーだけで治療できるわけではありません。**無呼吸の程度や、鼻・顎・舌・喉など、どこに原因があるのかによって適切な治療は異なります。
「痩せているから大丈夫」ではなく、一度いびきの原因チェックを
いびきは体重だけで決まりません。
痩せていても、顎が小さい、舌が落ち込みやすい、軟口蓋が狭い、鼻が詰まっているなどの理由でいびきをかくことがあります。
特に家族やパートナーから「いびきが大きい」「寝ているときに呼吸が止まっている」と指摘された方は、体型に関係なく一度確認してみることをおすすめします。
藤沢・湘南エリアで、いびき、睡眠時無呼吸症候群、いびきレーザー治療についてお悩みの方は、藤沢ソーマクリニック睡眠外来へご相談ください。
「痩せているのになぜいびきをかくの?」という疑問からでも大丈夫です。まず原因を調べ、自分に合った治療方法を一緒に考えていきましょう。