
がんこな肩こり、マッサージしてもすぐ戻る、、ペインクリニック注射の効果とは?
2026年09月11日 06:50
「肩がつらいからマッサージへ。でも数日すると、またガチガチ…」。そんな肩こりを繰り返していませんか?マッサージが合う人もいますが、痛みの原因によっては医療機関での診察や注射治療が選択肢になることがあります。
肩こりはマッサージだけでいい?
肩こりは、首から肩、背中にかけて「張る」「重い」「痛い」と感じる状態です。頭痛や吐き気を伴うこともあります。
デスクワークやスマートフォン、長時間の同じ姿勢、運動不足、ストレスなど、原因は一つとは限りません。
軽い肩こりであれば、ストレッチ、運動、入浴、姿勢の見直し、マッサージなどで楽になることがあります。
ただし、
・マッサージをしてもすぐ戻る
・何か月も肩こりが続いている
・首まで痛い
・頭痛を伴う
・腕や手にしびれがある
・夜も痛い
・腕が上がりにくい
といった場合は、一度医療機関で原因を確認してみてもよいでしょう。
「肩こり」だと思っていても、頚椎や肩関節、神経などの問題が隠れている場合があるからです。
ペインクリニックでは肩こりをどう診る?
ペインクリニックは、「痛み」を専門的に診断・治療する診療分野です。
肩こりで受診したからといって、すぐに注射をするわけではありません。
どこが痛むのか、いつから続いているのか、どの動作で悪化するのか、しびれがないかなどを確認し、首・肩の動きや筋肉の緊張、圧痛などを診察します。
必要に応じて画像検査などを検討することもあります。
大切なのは、「肩がこっているから揉む」だけではなく、どこから痛みが生じているのかを考えることです。
トリガーポイント注射とは?
トリガーポイント注射とは、押すと強く痛む部位や筋肉の緊張が強い部位などに薬液を注入し、痛みの軽減を図る治療です。
「ここを押されると、まさにそこ!」という場所がある方は少なくありません。
ただし、肩こりの原因は人によって異なるため、注射をすればすべての肩こりが改善するわけではありません。
効果の程度や持続期間にも個人差があります。
「筋膜リリース」は何が違う?
最近よく耳にするのが「筋膜リリース」です。
筋肉だけでなく、その周囲にある筋膜などの結合組織(Fascia)も痛みに関係することがあります。
超音波(エコー)で筋肉や周囲の組織を確認しながら、痛みの原因と考えられる部位へ薬液などを注入する方法が行われることがあります。
ただし「肩こり=筋膜の癒着」と単純に決めつけることはできません。
どこにアプローチするべきかを診察で判断することが重要です。
肩こりボトックスは?
A型ボツリヌス毒素は、神経から筋肉への信号を弱め、筋肉の収縮を抑える作用を持つ薬剤です。
筋肉の過度な緊張が関係しているケースで使用されることがありますが、一般的な肩こりに対する治療は国内の承認された効能・効果には含まれず、自由診療となります。
また、「肩こりならボトックスが一番効く」というほど医学的根拠が確立しているわけではありません。
治療後に注射部位の痛み、腫れ、内出血、筋力低下などが起こる可能性があり、まれですが全身の筋力低下、嚥下や呼吸に関わる症状など重大な副作用にも注意が必要です。
当院では肩こりに対するボツリヌス毒素注射を自由診療で行っており、50単位19,800円(税込)です。治療が適しているかを診察したうえでご案内します。
結局、マッサージと注射はどちらがいい?
これは「どちらが上」という話ではありません。
軽い筋肉の疲労なら、運動、ストレッチ、休息、マッサージなどで改善することもあります。
一方、「何度ほぐしてもすぐ戻る」「痛みが強くなってきた」「頭痛やしびれもある」という場合は、原因を一度医学的に確認することに意味があります。
注射も肩こりを永久になくす治療ではありません。
痛みを和らげ、その間に身体を動かしやすくしたり、生活習慣や姿勢を見直したりすることも治療の大切な目的です。
藤沢で「マッサージしても戻る肩こり」に悩んでいる方へ
藤沢ソーマクリニックは、藤沢駅南口から徒歩2分のペインクリニックです。
「肩こりくらいで病院に行っていいのかな?」
そう思われる方もいらっしゃいます。
マッサージを続けても改善しない、最近痛みが強くなった、自分にはどんな治療が合うのかわからない——そんなときは、一度ご相談ください。
注射を受けることを前提にする必要はありません。
まずお話を伺い、肩こりの状態を確認したうえで、一緒に治療方法を考えていきます。