
五十肩を治そう!注射の合間に自宅でできるリハビリ、コッドマン体操
2026年09月18日 05:32
「五十肩だから、そのうち治るかな」と我慢していませんか?
五十肩では、痛みを和らげることだけでなく、肩を固めないために、状態に合わせて少しずつ動かしていくことも大切です。
ペインクリニックで痛みをコントロールしながら、自宅でのリハビリを続ける。今回は、そんな五十肩治療の考え方をご紹介します。
五十肩は「痛い」だけではありません
五十肩は一般的な呼び名で、肩関節周囲炎や凍結肩などの病態が含まれます。
典型的なのは、
・腕を上げると痛い
・服を着替えるのがつらい
・髪を洗ったり結んだりしにくい
・背中に手を回せない
・夜、肩がズキズキして目が覚める
・だんだん肩が動かなくなってきた
といった症状です。
炎症や痛みが強い時期には、動かすこと自体がつらくなります。しかし、痛いからと長期間ほとんど動かさないでいると、関節を包む「関節包」などが硬くなり、肩の動きがさらに制限されることがあります。
つまり、五十肩では**「痛み」と「肩の硬さ」の両方を考えることが重要**です。
本当に五十肩?診断も大切です
「50代で肩が痛い=五十肩」とは限りません。
肩の痛みには、腱板断裂、石灰沈着性腱板炎、上腕二頭筋長頭腱炎など、別の病気が隠れていることがあります。
診察では、どの方向に動かすと痛むのか、自分で動かした場合と医師が動かした場合で可動域がどう違うのかなどを確認します。
必要に応じてレントゲン、超音波検査、MRIなどを検討します。
特に、転倒後に急に腕が上がらなくなった、強い痛みが突然出た、しびれや筋力低下を伴う、といった場合は「五十肩だろう」と自己判断せず、一度診察を受けることをおすすめします。
ペインクリニックの役割は「動ける状態」をつくること
五十肩の治療には、鎮痛薬、関節内注射などの注射治療、運動療法、リハビリなど複数の選択肢があります。
症状や時期によっては、ステロイドを用いた関節内注射などが検討されることもあります。
ただし、注射をしたら、それだけで治療終了というわけではありません。
痛みが強くて肩を動かせない状態では、リハビリを続けること自体が難しくなります。
そこでペインクリニックでは、痛みの程度や原因を評価し、必要に応じて注射などで痛みを和らげながら、肩を少しずつ動かせる状態を目指します。
「痛みを抑えること」はゴールではなく、日常生活や運動療法につなげるための大切なステップでもあるのです。
自宅で続けたい「コッドマン体操」
五十肩の運動療法の一つとして知られているのが、**コッドマン体操(振り子運動)**です。
腕を自分の筋力で大きく持ち上げるのではなく、力を抜いた状態で腕を垂らし、身体の動きを利用してやさしく揺らします。
基本的な方法
① 痛くない側の手を机などについて身体を支えます。
② 少し前かがみになり、痛い側の腕を下へだらんと垂らします。
③ 肩と腕の力をできるだけ抜きます。
④ 身体をゆっくり揺らし、その動きで腕を前後・左右などに小さく動かします。
ポイントは、「腕の力で頑張って振らない」こと。
大きく動かすことよりも、肩の力を抜いて無理のない範囲で行うことを意識してください。
「痛くても我慢して動かす」はおすすめしません
五十肩のリハビリでは、「動かした方がいいなら、痛くても頑張ろう」と考えてしまう方がいます。
しかし、強い痛みを我慢して無理に動かす必要はありません。
特に、何もしなくてもズキズキする、夜も強く痛む、運動後に痛みが大きく悪化するといった場合は、運動の強度や治療方法を見直した方がよいことがあります。
五十肩は、痛みが強い時期と、痛みが落ち着いて硬さが目立つ時期とでは、適した運動の量や内容が異なります。
「今の自分の肩に、どのくらい動かすことが適しているか」を確認しながら進めることが大切です。
注射+毎日の小さなリハビリ
五十肩治療で大切にしたいのは、
診察 → 痛みをコントロール → 動かせる範囲を増やす → 自宅でも継続する
という流れです。
病院で治療を受ける時間は、生活の中のほんの一部です。
だからこそ、医療機関での治療とともに、毎日の生活の中で無理なく肩を動かしていくことが大切になります。
「注射を受けたけれど、まだ完全には治らない」
そんなときも、1回の治療結果だけで判断するのではなく、痛みと可動域の変化を見ながら治療計画を考えていきましょう。
藤沢で五十肩・肩の痛みにお困りの方へ
藤沢ソーマクリニックでは、五十肩をはじめとする肩の痛みについて、痛みの程度や肩の動きを確認したうえで治療方法を検討しています。
必要に応じて、注射治療や超音波を用いた評価・治療などを組み合わせます。
「夜、肩が痛くて眠れない」
「腕が上がらなくなってきた」
「五十肩と言われたけれど、どうリハビリしたらいいかわからない」
「注射を受けるべきか迷っている」
そんな方は、一度ご相談ください。
藤沢駅南口から徒歩2分です。
治療を受けるかどうかを決めていなくても構いません。まず今の肩がどのような状態なのかを確認し、ご自身に合った治療や自宅でのケアを一緒に考えていきましょう。