
まず痩せたい!太ってからいびきが悪化!藤沢ソーマクリニックのメディカルダイエット
2026年09月27日 02:12
「最近太ってから、いびきがひどくなった気がする」
実は、**肥満といびき・睡眠時無呼吸症候群には深い関係があります。**体重を適切に減らすことで、いびきや睡眠時無呼吸が改善する可能性もあります。
最近注目されているゼップバウンドやマンジャロについても、違いや注意点を含めてわかりやすく解説します。
太ると、なぜいびきがひどくなる?
いびきは、眠っている間に狭くなった空気の通り道(上気道)を空気が通ることで、喉の組織が振動して生じます。
体重が増えると首や喉の周囲にも脂肪がつき、もともと狭い気道がさらに狭くなりやすくなります。
そのため、
・最近体重が増えた
・以前よりいびきが大きくなった
・家族から「寝ているときに息が止まっている」と言われる
・朝起きても疲れが残る
・昼間に強い眠気がある
という場合は、単なる「いびき」ではなく、**閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)**が隠れている可能性があります。
肥満は、閉塞性睡眠時無呼吸症候群の重要なリスク因子の一つです。
痩せれば、いびきや睡眠時無呼吸は改善する?
肥満が原因の一つになっている場合、減量によっていびきや睡眠時無呼吸が改善する可能性があります。
近年、この分野で注目されているのがチルゼパチドです。
肥満を伴う中等症~重症の睡眠時無呼吸症候群を対象としたSURMOUNT-OSA試験では、チルゼパチドによる治療で体重が減少しただけでなく、AHI(1時間あたりの無呼吸・低呼吸回数)などの改善も確認されました。
そして日本でも2026年5月、ゼップバウンドはBMI 27kg/m²以上の中等症以上の閉塞性睡眠時無呼吸症候群について効能が追加されています。
ただし、「注射をすればいびきが治る」という意味ではありません。
顎や舌、扁桃、鼻の状態など、肥満以外が大きく関係しているいびきもあります。また、睡眠時無呼吸の程度によってはCPAPなどの治療が必要です。
だからこそ、まず原因を調べることが大切です。
ゼップバウンドとマンジャロ、何が違うの?
よくいただく質問です。
ゼップバウンドとマンジャロの有効成分は、どちらも「チルゼパチド」です。
チルゼパチドはGIPとGLP-1という消化管ホルモンに関連する受容体に作用し、食欲や血糖などに働きかけます。
ただし、日本国内で承認されている使用目的は同じではありません。
マンジャロは2型糖尿病の治療薬です。
一方、ゼップバウンドは一定の条件を満たす肥満症に加え、2026年5月からBMI 27kg/m²以上の中等症以上の閉塞性睡眠時無呼吸症候群にも適応があります。
「同じ成分だからどちらでもいい」というわけではなく、病気の診断と承認された適応に合わせて選択することが重要です。
「BMIが27以上なら保険」ではありません
ここは特に誤解されやすいところです。
肥満症に対するゼップバウンドの保険診療には、BMIだけではなく、肥満に関連する健康障害や食事・運動療法など複数の条件があります。
さらに最適使用推進ガイドラインに定められた医療機関や医師等の要件もあります。
したがって、「BMIが27を超えた=誰でも保険でゼップバウンドを使える」ということではありません。
一方、マンジャロを2型糖尿病ではない方に減量目的で使用する場合は、国内で承認された効能とは異なる使用(適応外使用)になります。
保険になるか、自由診療になるかを自己判断せず、まず現在の体重、血糖、合併症、睡眠状態を確認することが大切です。
メディカルダイエットは「痩せる注射を打つだけ」ではありません
藤沢ソーマクリニックでは、体重だけを見るのではなく、
・BMI、腹囲、体重変化
・血糖値、HbA1cなどの糖尿病評価
・血圧や脂質異常症などの合併症
・食事、運動、生活習慣
・いびき、無呼吸、日中の眠気
などを確認しながら体重管理を考えます。
特に、肥満+いびきがある方は、体重と睡眠を別々に考えないことがポイントです。
必要に応じて睡眠検査を行い、睡眠時無呼吸症候群があれば、その重症度に応じてCPAPなどを含めた治療を検討します。
チルゼパチドにも副作用があります
主な副作用として、吐き気、下痢、便秘、嘔吐、食欲低下などの消化器症状があります。
また、低血糖、急性膵炎、胆嚢・胆道系の問題などにも注意が必要です。使用している薬や既往歴によっては適さない場合があります。
「早く痩せたいから」と自己判断で使用する薬ではありません。
いびきと体重、両方気になっている方へ
「いびきを何とかしたい。でも最近かなり太ってしまった」
そんな方は、いびきだけ、体重だけを見るよりも、睡眠・代謝・体重をまとめて評価することで原因が見えてくることがあります。
藤沢ソーマクリニックは藤沢駅南口から徒歩2分。内科で糖尿病や体重について評価するとともに、睡眠外来でいびき・睡眠時無呼吸についてもご相談いただけます。
ゼップバウンドやマンジャロが気になっている方も、最初から薬を使うと決める必要はありません。
「自分の場合は何から調べればいい?」
その段階から、一緒に考えていきましょう。