
寒い!睡眠が悪いと血圧に関係する?
2026年11月06日 06:28
寒くなると朝の血圧が高い?睡眠時無呼吸症候群との意外な関係
「最近、朝の血圧が高い」「寒くなってから血圧が安定しない」そんな変化はありませんか?
冬の寒暖差は血圧を上げる要因の一つですが、実は睡眠中の呼吸も関係していることがあります。今回は、寒さ・睡眠時無呼吸症候群・高血圧の関係と、今日からできる対策をご紹介します。
寒くなると血圧が上がるのはなぜ?
寒い場所に出ると、体は熱を逃がさないように血管を収縮させます。その結果、血圧が上昇しやすくなります。
特に注意したいのは、暖かい寝室から寒い廊下やトイレへ移動するとき、起床直後、入浴前後などです。
日本高血圧学会が2026年10月に発行した季節対応型血圧管理の指針でも、室内の温度管理や部屋ごとの温度差を小さくすることが重視されています。
睡眠時無呼吸症候群も血圧に関係する?
睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に呼吸が繰り返し止まったり、浅くなったりする病気です。
特に多い閉塞性睡眠時無呼吸症候群では、空気の通り道が狭くなることで呼吸が妨げられます。
呼吸が止まると血液中の酸素が低下し、交感神経が活発になります。交感神経とは、心拍数や血圧の調整に関わる自律神経の一つです。
この反応が繰り返されることで、夜間や早朝の血圧上昇につながる場合があります。
つまり、冬の寒さによる血圧上昇と、睡眠時無呼吸による血圧への負担が重なる可能性があるのです。
ただし、朝の高血圧がすべて睡眠時無呼吸によるものではありません。
こんな症状はありませんか?
□ 朝の血圧が高い
□ 家族から大きないびきを指摘される
□ 寝ている間に呼吸が止まっていると言われた
□ 夜中に何度も目が覚める
□ 朝起きても疲れが取れない
□ 日中に強い眠気がある
□ 血圧の薬を飲んでいても高い状態が続く
これらは睡眠時無呼吸症候群を疑うきっかけになります。ただし、症状だけでは診断できず、眠気が目立たない方もいます。
冬の血圧を守るためにできること
① 寝室や脱衣所を暖かくする
冬は室温18℃以上を一つの目安とし、部屋ごとの温度差をできるだけ小さくしましょう。
② 朝と夜の血圧を記録する
朝は起床後1時間以内、排尿後、朝食や服薬の前に、座って安静にして測定します。夜は就寝前に測りましょう。
③ いびきや睡眠の状態を確認する
家族から呼吸の異常を指摘されている方や、高血圧が続く方は、睡眠検査を検討することがあります。
④ 減塩と適度な運動を心がける
寒い時期も、無理のない室内運動や日中の散歩などで活動量を保ちましょう。
よくあるご質問
Q. 寒い朝だけ血圧が高いなら大丈夫?
A. 寒さの影響は考えられますが、朝だけ高い場合も確認が必要です。家庭血圧で135/85mmHg以上が繰り返される場合は医師に相談しましょう。
Q. CPAP治療で血圧も下がりますか?
A. CPAPは睡眠中に空気を送り、気道が塞がるのを防ぐ治療です。血圧が下がる方もいますが、効果には個人差があり、降圧薬の代わりになるとは限りません。
Q. 睡眠時無呼吸の検査は入院が必要?
A. 自宅で行える簡易検査があります。結果や症状によっては、より詳しい睡眠検査が必要です。
朝の血圧と睡眠、両方を見直してみませんか?
藤沢ソーマクリニックでは、内科での高血圧の相談に加え、睡眠外来でいびきや睡眠時無呼吸症候群の評価を行っています。
「血圧がなかなか安定しない」「いびきが気になる」「睡眠検査が必要かわからない」
そんな方は、まずはお気軽にご相談ください。
藤沢ソーマクリニック
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