院長ブログ

無自覚?実は睡眠時無呼吸症候群

2026年03月02日 06:34


自覚がない睡眠時無呼吸症候群 ―「眠れているつもり」が危険な理由



「自分はしっかり眠れている」「いびきは指摘されたことがない」

そう思っている方の中に、実は**睡眠時無呼吸症候群(SAS)**が潜んでいることがあります。


藤沢ソーマクリニックでの睡眠外来でも、「家族に言われて初めて受診した」「健診の高血圧をきっかけに検査したら重症だった」というケースは少なくありません。



睡眠時無呼吸症候群とは?



睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に呼吸が何度も止まる病気です。

医学的には「10秒以上の呼吸停止が1時間あたり5回以上」で診断されます。


主なタイプは以下です。


  • 閉塞性睡眠時無呼吸(OSA):のどが塞がるタイプ(最多)

  • 中枢性睡眠時無呼吸:脳からの呼吸指令が弱まるタイプ



特に多いのは閉塞性睡眠時無呼吸症候群で、いびきを伴うことが多いですが、必ずしも本人に自覚があるとは限りません。



なぜ「自覚がない」のか?



睡眠中の出来事は、基本的に本人には分かりません。

無呼吸が起きると体は一瞬覚醒しますが、脳はその記憶を残さないことが多いのです。


つまり、


  • 本人は「寝ているつもり」

  • 実際は何十回も呼吸停止と覚醒を繰り返している



という状態が起こります。


特に以下のような方は注意が必要です。


  • 朝の頭痛がある

  • 日中の眠気が強い

  • 集中力が続かない

  • 高血圧・糖尿病・脂質異常症がある

  • 夜間頻尿がある



「眠い=寝不足」と思い込んでいるケースも多く、病気として認識されていません。



自覚がないSASが引き起こすリスク



睡眠時無呼吸症候群は単なる「いびきの問題」ではありません。


無呼吸により体内の酸素濃度が低下し、交感神経が過剰に刺激されることで、


  • 高血圧

  • 不整脈

  • 心筋梗塞

  • 脳梗塞

  • インスリン抵抗性の悪化



など、重大な生活習慣病リスクを高めます。


特に藤沢・湘南エリアでも増加している中高年男性では、

「血圧がなかなか下がらない背景にSASがある」ケースが少なくありません。



検査は面倒ではありません



「検査が大変そう」と思われがちですが、現在は自宅で行える簡易検査があります。


小型の装置を一晩装着するだけで、


  • 無呼吸低呼吸指数(AHI)

  • 酸素飽和度低下

  • いびきの程度



を評価できます。


藤沢ソーマクリニックの睡眠外来でも、まずは負担の少ない検査から開始可能です。



治療法は?



重症度に応じて治療法を選択します。



① CPAP療法(保険適用)



睡眠中に気道へ空気を送り、のどの閉塞を防ぎます。

重症例では第一選択です。



② マウスピース



軽症~中等症に適応。



③ いびきレーザー治療



軟口蓋を引き締め、気道の振動を軽減させます。

CPAPが難しい方や軽症例に選択肢となります。


当院では、単一治療ではなく、体重管理・生活指導・睡眠衛生指導も含めた総合的なアプローチを行っています。



「症状がない」は安心ではない



睡眠時無呼吸症候群の怖い点は、


症状が軽い=病気が軽い、ではないことです。


むしろ、

「特に困っていない」「ただ少し疲れやすいだけ」という方ほど、

検査で重症と分かることがあります。


藤沢ソーマクリニックでは、


  • いびきが気になる

  • 健診で高血圧を指摘された

  • 日中眠い

  • 家族に呼吸が止まっていると言われた



このような方に、睡眠外来での評価をおすすめしています。





湘南・藤沢で睡眠時無呼吸症候群の検査・治療なら



藤沢ソーマクリニック

https://pain-med.com/




自覚がないからこそ、検査する価値があります。

眠りの質を見直すことは、将来の心臓や脳を守ることにつながります。


「ただのいびき」と思わず、ぜひ一度ご相談ください。