
いびきって病気??
2026年03月03日 07:02
いびきの原因あれこれ。いびきは、病気?
「家族にいびきがうるさいと言われた」「自分では気づいていないけれど心配」
いびきは多くの方が経験する身近な症状ですが、単なる癖なのでしょうか。それとも病気なのでしょうか。
藤沢ソーマクリニック睡眠外来では、いびきのご相談を数多くお受けしています。今回は医学的に、いびきの原因と注意すべきポイントについて解説します。
いびきはなぜ起こるのか?
いびきは、睡眠中に空気の通り道(上気道)が狭くなり、そこを空気が通過するときに粘膜や軟部組織が振動して生じる音です。
特に関与するのは以下の部位です。
・軟口蓋(のどちんこの周囲)
・舌の付け根
・扁桃
・咽頭周囲の脂肪組織
睡眠中は筋肉がゆるむため、気道は日中よりも狭くなります。そこにいくつかの要因が重なることで、いびきが発生します。
いびきの主な原因
① 肥満
首周りに脂肪がつくと気道が圧迫され、いびきが起こりやすくなります。体重増加とともにいびきが悪化する方は少なくありません。
② 加齢
年齢とともに筋肉の緊張が低下し、気道が閉塞しやすくなります。
③ 鼻づまり
アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎などで鼻呼吸ができないと、口呼吸となりいびきが強くなります。
④ 飲酒
アルコールは筋肉をさらに弛緩させるため、いびきを悪化させます。
⑤ 顎が小さい・骨格の影響
日本人は欧米人に比べ顎が小さい傾向があり、舌が落ち込みやすい解剖学的特徴があります。
いびきは「病気」なのか?
軽度のいびきは、必ずしも病気とは言えません。しかし注意すべきなのが「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」です。
いびきに加えて、次のような症状がある場合は要注意です。
・睡眠中に呼吸が止まっていると言われる
・日中の強い眠気
・起床時の頭痛
・夜間頻尿
・高血圧、糖尿病、脂質異常症がある
睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に何度も呼吸が止まる病気で、放置すると心筋梗塞や脳卒中のリスクが上昇することがわかっています。
つまり、「いびきそのもの」が病気というよりも、重大な病気のサインである可能性があるのです。
いびきの検査と治療
藤沢ソーマクリニックでは、睡眠時無呼吸症候群の簡易検査を自宅で行うことが可能です。結果に応じて以下の治療を提案します。
・CPAP療法(持続陽圧呼吸療法)
・マウスピース治療
・生活習慣改善(減量・飲酒制限)
・いびきレーザー治療(軟口蓋の引き締め)
特に「CPAPは大げさだけれど、いびきは治したい」という方には、いびきレーザー治療が選択肢になることもあります。
いびきを放置しないことが大切
「たかがいびき」と思っていた症状が、実は睡眠時無呼吸症候群だったというケースは珍しくありません。
睡眠の質の低下は、集中力低下、仕事のパフォーマンス低下、交通事故リスク上昇にもつながります。
いびきは体からのサインです。
気になる方は、早めに睡眠外来へご相談ください。
藤沢でいびき治療・睡眠時無呼吸症候群の検査なら
藤沢ソーマクリニック 睡眠外来
地域の皆さまが、質の高い睡眠で毎日を過ごせるよう、医学的根拠に基づいた診療を行っています。