
麻疹がなぜニュースになるのか?
2026年03月13日 05:56
麻疹(はしか)がなぜニュースになるのか
感染力が非常に強い感染症とワクチンの重要性
最近、ニュースで「麻疹(はしか)」の報道を見る機会が増えています。
「昔の病気では?」「なぜニュースになるの?」と疑問に思う方も多いかもしれません。
麻疹は、感染力が非常に強く、社会的な影響が大きい感染症のため、1例でも確認されるとニュースになることがあります。
藤沢ソーマクリニックでは、麻疹の抗体検査やワクチン相談を内科で受け付けています。気になる方はお気軽にご相談ください。
麻疹は世界でもっとも感染力が強いウイルスの一つ
麻疹は麻疹ウイルスによって起こる感染症で、空気感染するのが特徴です。
インフルエンザや新型コロナは主に飛沫感染ですが、麻疹は空気中に漂うウイルスで感染するため、非常に広がりやすい病気です。
感染力の指標である基本再生産数は
麻疹 12~18
インフルエンザ 1~2
新型コロナ 2~5程度
とされており、麻疹の感染力は桁違いに強いことが分かります。
免疫がない人が同じ空間にいると、ほぼ感染すると言われるほど強い感染力があります。
なぜ1例でもニュースになるのか
麻疹がニュースになる理由は主に次の3つです。
1 感染力が非常に強い
2 集団感染が起こりやすい
3 重症化することがある
麻疹は一人の患者から多くの人へ感染が広がる可能性があります。
特に
・空港
・電車
・学校
・医療機関
など、人が集まる場所では感染拡大のリスクがあります。
そのため、1例でも確認されると感染経路の調査や注意喚起が行われ、ニュースとして報道されることがあります。
日本では「全数報告」の感染症
麻疹は感染症法により「全数報告対象疾患」に指定されています。
これは、診断した医師が保健所へ必ず報告しなければならない感染症です。
この制度により
・感染状況の把握
・集団感染の予防
・迅速な対策
が行われています。
つまり、麻疹がニュースになるのは、日本の感染症対策が機能している証拠でもあります。
麻疹の主な症状
麻疹の症状は次のように進行します。
初期症状
発熱
咳
鼻水
結膜充血
その後
高熱
全身の発疹
が出現します。
肺炎や脳炎などの重い合併症を起こすこともあり、特に
乳児
妊婦
免疫が低下している人
では注意が必要です。
予防の基本はワクチン
麻疹の予防でもっとも有効なのはワクチンです。
日本ではMRワクチン(麻疹・風疹混合ワクチン)を
1歳
小学校入学前
の2回接種することが推奨されています。
ただし、大人の場合
・ワクチン歴が不明
・1回しか接種していない
・海外渡航予定がある
などのケースでは、抗体検査やワクチン接種を検討することがあります。
抗体検査で免疫を確認できます
麻疹の免疫があるかどうかは血液検査で確認することができます。
抗体検査で
・免疫がある
・免疫が弱い
・免疫がない
を調べることができ、必要に応じてワクチン接種を検討します。
医療従事者や海外渡航予定の方は、特に確認が推奨されることがあります。
麻疹の相談は内科へ
麻疹がニュースになる背景には、感染力の強さと集団感染のリスクがあります。
そのため、免疫の確認やワクチン接種が重要です。
藤沢ソーマクリニックでは
麻疹抗体検査
ワクチン接種の相談
感染症に関する内科相談
を行っています。
ワクチン歴が分からない方や、海外渡航前の健康チェックとしてもご相談ください。
地域の皆さまが安心して生活できるよう、感染症予防のサポートを行っています。
藤沢ソーマクリニック院長 柿沼勇太