
すごく痛い肉離れで夜中に起きてしまう、その理由!
2026年03月23日 06:23
痛くて起きてしまう!睡眠中の肉離れはなぜ起きる?
藤沢ソーマクリニック院長柿沼勇太
夜中に突然、ふくらはぎや太ももに激しい痛みが走り、思わず目が覚めた経験はありませんか?
いわゆる「睡眠中の肉離れ(筋痙攣)」は、多くの方が一度は経験する症状です。特に中高年の方や、疲労が蓄積している方に多くみられます。
本記事では、睡眠中に起こる肉離れの原因と対策、さらに睡眠時無呼吸症候群との関係について、医学的に解説します。
睡眠中の肉離れとは?
一般的に「肉離れ」と表現されますが、多くは筋肉が急激に収縮して起こる「こむら返り(筋痙攣)」です。
特にふくらはぎ(腓腹筋)に起こりやすく、数秒から数分続く強い痛みが特徴です。
なぜ睡眠中に起こるのか?
① 筋肉の疲労と血流低下
日中の運動や立ち仕事により筋肉が疲労すると、夜間に血流が低下し、筋肉が過敏な状態になります。その結果、わずかな刺激でも異常収縮が起こります。
② 水分・電解質不足
脱水やミネラル(マグネシウム、カリウムなど)の不足は、筋肉の正常な収縮を妨げます。特に寝ている間は水分補給ができないため、症状が出やすくなります。
③ 冷え
就寝中の体温低下やエアコンによる冷えにより、筋肉が硬直しやすくなります。これも痙攣の引き金になります。
④ 加齢による筋機能低下
加齢により筋肉量や柔軟性が低下すると、ちょっとした刺激でも筋痙攣が起きやすくなります。
見逃してはいけない原因:睡眠時無呼吸症候群
近年注目されているのが、睡眠時無呼吸症候群(SAS)との関係です。
無呼吸状態では、体が低酸素状態になります。すると筋肉や神経の働きが不安定になり、筋痙攣を引き起こすことがあります。また、睡眠の質が低下することで筋肉の回復も不十分になります。
以下のような症状がある方は注意が必要です。
・いびきが大きい
・日中の強い眠気
・夜中に何度も目が覚める
・朝の頭痛やだるさ
これらがある場合、単なる「こむら返り」ではなく、睡眠障害が背景にある可能性があります。
対策:今日からできる予防法
・水分とミネラル補給
寝る前にコップ1杯の水を飲むことは非常に有効です。バランスの良い食事も重要です。
・ストレッチ
就寝前にふくらはぎや太ももをゆっくり伸ばすことで、筋肉の緊張を和らげます。
・冷え対策
レッグウォーマーや寝具の調整で、足元を冷やさないようにしましょう。
・適度な運動
ウォーキングなど軽い運動を継続することで、筋肉の状態が改善します。
医療機関でできること
症状が頻回に起こる場合は、医療機関での評価が重要です。
藤沢ソーマクリニックでは、
・睡眠時無呼吸症候群の簡易検査・精密検査
・CPAP治療
・いびきレーザー治療(低侵襲で外来対応)
・電解質異常や基礎疾患の評価
・ペインクリニックとしての筋肉・神経治療
など、原因に応じた総合的なアプローチを行っています。
まとめ
睡眠中の肉離れは、単なる疲れだけでなく、脱水や冷え、さらには睡眠時無呼吸症候群などが関与している可能性があります。
「たまにだから大丈夫」と放置せず、頻繁に起こる場合は体からのサインと考えることが大切です。
藤沢ソーマクリニックでは、痛み・睡眠・生活習慣をトータルで診療し、根本的な改善を目指します。気になる症状がある方は、ぜひ一度ご相談ください。