院長ブログ

知りたい!再生医療を応用したPFC-FDの効果とは?

知りたい!再生医療を応用したPFC-FDの効果とは?

2026年07月22日 05:51

知りたい!再生医療を応用したPFC-FDの効果とは?


PFC-FDは、自分の血液に含まれる成長因子を濃縮して患部に注射し、関節や腱の痛み・炎症の改善を目指す治療です。ただし、軟骨を完全に再生させる、必ず手術を避けられると保証された治療ではありません。

「ヒアルロン酸注射を続けても膝が痛い」「薬だけでなく、自分の血液を生かした治療を検討したい」と考えている方もいるでしょう。一方で、費用に見合う効果があるのか、副作用はないのか、不安を感じるのは当然です。

PFC-FDとは?

PFC-FDとは、患者さん本人の血液から血小板由来の成長因子を取り出して濃縮し、凍結乾燥したものを患部へ注射する、自家血液由来の治療です。

血小板は出血を止めるだけでなく、組織の修復に関わる複数の成長因子を放出します。PFC-FDでは、この成長因子を関節や腱などへ届けることで、炎症を抑え、身体が本来持つ修復過程を支えることを目指します。

PFC-FDで期待される効果

主に期待されるのは、次のような変化です。

・関節や腱の痛みの軽減
・炎症の軽減
・歩行、階段、立ち上がりなどの動作改善
・スポーツや日常生活機能の改善

変形性膝関節症を対象とした研究では、痛みや関節機能の改善が報告されています。ただし、すべての方に同じ効果が得られるわけではなく、病気の進行度、関節の変形、筋力、体重、活動量などによって結果は異なります。

軟骨は再生するの?

PFC-FDは「軟骨を確実に元どおりにする治療」ではありません。現時点では、症状の改善を示す報告はあるものの、失われた軟骨が十分に再生することまでは確立されていません。

そのため、治療の目的は「新品の関節に戻すこと」ではなく、痛みや炎症を軽減し、今ある関節をできるだけ動かしやすくすることと考えるのが適切です。

このような方は相談を

□膝、肩、肘、足などの痛みが長引いている
□薬やヒアルロン酸注射だけでは十分に改善しない
□手術以外の選択肢を知りたい
□スポーツによる腱や靱帯の痛みが続いている
□痛みのため階段や歩行がつらい

ただし、痛みの原因が神経、筋肉、骨折、感染症などにある場合、PFC-FDが適さないこともあります。まず正確な診断が必要です。

治療後もセルフケアが重要

PFC-FDを受けても、運動療法や生活習慣の見直しは必要です。

・医師の指示に沿った筋力トレーニング
・適正体重の維持
・痛みが強くならない範囲での歩行
・長時間の正座や深い屈伸を控える
・運動量を急に増やさない

注射だけに頼らず、関節にかかる負担を整えることが長期的な機能維持につながります。

早めに受診したい症状

急に関節が赤く腫れた、発熱がある、転倒後に体重をかけられない、足のしびれや力の入りにくさがある場合は、自己判断で様子を見ず早めに受診してください。

PFC-FDのよくある質問

Q1.効果はいつから感じますか?

数週間から数か月かけて変化を感じる方がいますが、個人差があります。

Q2.効果はどのくらい続きますか?

病状や生活習慣によって異なります。一定期間の症状改善が報告されていますが、持続期間を保証することはできません。

Q3.PRPとの違いは?

どちらも自己血を利用します。PFC-FDは血小板由来因子を抽出・濃縮し、凍結乾燥して使用する点が特徴です。

Q4.副作用はありますか?

注射部位の痛み、腫れ、熱感、出血、感染などの可能性があります。自己血由来でもリスクがゼロになるわけではありません。

Q5.健康保険は使えますか?

PFC-FDは自由診療で、一般に健康保険は適用されません。治療前に費用、期待できる効果、代替治療の説明を受けましょう。

藤沢市・湘南エリアの藤沢ソーマクリニックでは、ペインクリニックとして痛みの原因を評価し、PFC-FDだけでなく、神経ブロック注射、トリガーポイント注射、超音波ガイド下治療などから適切な方法を検討します。

藤沢駅南口徒歩2分です。「自分の痛みにPFC-FDが適しているか知りたい」という段階でもご相談ください。100歳まで笑顔で歩ける人生を目指し、治療のメリットだけでなく、限界や他の選択肢も丁寧にご説明します。

※PFC-FDは自由診療です。効果や経過には個人差があり、すべての方への効果を保証するものではありません。