院長ブログ

何が効く?注射の違いを簡単に説明

何が効く?注射の違いを簡単に説明

2026年08月05日 06:38

筋膜リリース注射・トリガーポイント注射・ブロック注射の違いとは?痛みの原因に合わせた治療選びが大切です

「肩こりや腰痛で注射を勧められたけれど、筋膜リリース注射・トリガーポイント注射・ブロック注射は何が違うの?」と疑問に思う方は少なくありません。これらは似ているようで目的が異なり、痛みの原因に応じて選択することが重要です。

筋膜・筋肉・神経では治療する場所が違います

筋膜リリース注射とは

筋膜リリース注射とは、筋膜の癒着や滑走性の低下が原因となる痛みに対し、生理食塩水などを注入して筋膜の動きを改善する治療です。筋膜同士が滑らかに動くことで、痛みや動かしづらさの改善が期待されます。

トリガーポイント注射とは

トリガーポイント注射とは、筋肉の中にできた硬いしこり(トリガーポイント)へ薬剤を注射し、筋肉の緊張や炎症を和らげる治療です。肩こり、首こり、腰痛、お尻から太ももにかけての筋筋膜性疼痛などで行われます。

神経ブロック注射とは

神経ブロック注射とは、痛みを伝える神経の周囲へ局所麻酔薬などを注射し、痛みの悪循環を断つことを目的とした治療です。帯状疱疹後神経痛や神経障害性疼痛、関節由来の痛みなどで選択されることがあります。

どの注射が良いの?

実際には「どれが一番効くか」ではなく、「痛みの原因がどこにあるか」が大切です。

  • 筋膜が原因なら筋膜リリース注射

  • 筋肉が原因ならトリガーポイント注射

  • 神経が原因なら神経ブロック注射

このため、診察や触診だけでなく、必要に応じて超音波(エコー)で状態を確認しながら治療を行うことが重要です。

超音波ガイド下治療のメリット

藤沢ソーマクリニックでは、必要に応じて超音波ガイド下で注射を行っています。

超音波を使用することで、

  • 筋肉や筋膜、神経を確認しながら治療できる

  • 狙った部位へ正確に注射しやすい

  • 周囲の組織への影響を減らすことが期待できる

などの利点があります。

注射は1回で終わるとは限りません

慢性的な痛みでは、長期間続いた筋緊張や炎症、痛みの悪循環を改善するために、複数回の治療が必要となる場合があります。症状や原因によって治療回数は異なるため、経過をみながら医師と相談して治療を進めることが大切です。

ご自身でできるセルフケア

注射だけに頼るのではなく、

  • 長時間同じ姿勢を避ける

  • 軽いストレッチ

  • 十分な睡眠

  • 適度な運動

  • 身体を冷やさない

などを組み合わせることで、再発予防につながることがあります。

受診の目安

次のような症状がある場合は、ペインクリニックへの相談をご検討ください。

  • 肩こりや腰痛が長引く

  • 痛み止めだけでは改善しない

  • 神経痛のような痛みがある

  • 帯状疱疹後も痛みが続いている

  • 痛みで仕事や睡眠に支障がある

よくある質問

Q. 筋膜リリース注射は保険診療ですか?
A. 病態や治療内容によって異なります。詳しくは診察時にご相談ください。

Q. 注射は痛いですか?
A. 注射時に痛みを感じることはありますが、できるだけ負担を減らせるよう配慮しています。

Q. 1回で治りますか?
A. 症状によって異なり、複数回の治療が必要となる場合があります。

Q. 超音波ガイド下治療とは?
A. 超音波画像で筋肉・筋膜・神経を確認しながら行う注射治療です。

Q. 肩こりでも受診できますか?
A. はい。肩こり、首こり、腰痛、神経痛など幅広い痛みに対応しています。

藤沢駅南口徒歩2分の藤沢ソーマクリニックでは、麻酔科・ペインクリニックの知見を活かし、保険診療・自由診療の両方を含めて、一人ひとりの症状に合わせた治療をご提案しています。痛みが続く場合は、一人で悩まずお気軽にご相談ください。