
がん治療、緩和ケアとペインクリニックができること
2026年08月06日 08:42
がんの痛みは我慢しないでください。緩和ケアとペインクリニックができること
「がんだから痛いのは仕方ない」「もう少し我慢しよう」と思っていませんか。実は、がんによる痛みは適切な治療で軽減できる場合が少なくありません。緩和ケアとペインクリニックは、痛みを和らげ、日常生活の質(QOL)の維持・向上を目指す重要な役割を担っています。
緩和ケアとは?
緩和ケアとは、がん患者さんの身体的・精神的苦痛を和らげ、生活の質(QOL)の維持・向上を目的とする医療です。終末期だけではなく、がんと診断された早い段階から受けることが推奨されています。
「緩和ケア=最期の医療」というイメージを持たれることがありますが、現在では抗がん剤治療や放射線治療と並行して受けることが一般的になっています。
ペインクリニックの役割
ペインクリニックは「痛み」を専門に診療する診療科です。
がんの痛みには次のような原因があります。
がんそのものによる痛み
腫瘍が神経を圧迫する
骨転移による痛み
内臓への浸潤による痛み
治療に伴う痛み
手術後の神経痛
放射線治療後の痛み
抗がん剤による末梢神経障害
さらに、肩こりや腰痛、筋肉の緊張(筋筋膜性疼痛)が重なっていることもあり、その場合は筋肉への治療が有効となることがあります。
神経ブロックという選択肢
薬だけでは十分な効果が得られない場合、神経ブロックが選択肢になることがあります。
神経ブロックとは、痛みを伝える神経の周囲に局所麻酔薬などを注射し、痛みを軽減する治療法です。
適応は患者さんごとに異なりますが、骨転移や神経への圧迫、手術後の神経痛などで検討されることがあります。
藤沢ソーマクリニックでは、必要に応じて超音波ガイド下で神経や血管を確認しながら、安全性に配慮した治療を行っています。
セルフチェック
次のような症状はありませんか?
痛みで眠れない
動くのが怖い
食欲が落ちた
痛み止めを飲んでもつらい
副作用が心配で薬を減らしている
一つでも当てはまる場合は、痛みの治療方法を見直せる可能性があります。
ご家庭でできる工夫
痛みを我慢しすぎない
痛みの場所や時間を記録する
睡眠や食事の状況も医療者へ伝える
一人で悩まず相談する
これらの情報は、より適切な治療方針を考えるうえで役立ちます。
受診の目安
以下のような場合は、主治医やペインクリニックへの相談をご検討ください。
痛み止めだけでは改善しない
痛みで歩けない・眠れない
神経痛のようなしびれがある
放射線治療後も痛みが続く
日常生活に支障が出ている
藤沢ソーマクリニックでできること
藤沢駅南口徒歩2分の藤沢ソーマクリニックでは、麻酔科・ペインクリニック・内科の視点から、がんに伴う痛みや神経痛についてご相談いただけます。
患者さん一人ひとりで痛みの原因は異なるため、薬物療法だけでなく、神経ブロックや筋肉への治療などを含めて総合的に評価します。
よくある質問(FAQ)
Q1. 緩和ケアは終末期だけですか?
A. いいえ。診断早期から受けることが推奨されています。
Q2. 神経ブロックは全員が受けられますか?
A. 痛みの原因や全身状態などを評価したうえで適応を判断します。
Q3. 麻薬しか方法はありませんか?
A. 痛みの種類に応じて、非オピオイド鎮痛薬、神経障害性疼痛治療薬、神経ブロックなど複数の選択肢があります。
Q4. 紹介状は必要ですか?
A. 紹介状があると治療経過を把握しやすいですが、受診方法は状況によって異なります。
Q5. 保険診療で受けられますか?
A. 保険適用となる診療が多い一方で、内容によって異なるため、受診時にご確認ください。
まとめ
痛みを我慢することが治療ではありません。適切に痛みをコントロールすることは、食事・睡眠・リハビリ・ご家族との時間など、日常生活の質の向上にもつながります。
藤沢市・湘南エリアで、がんの痛みや神経痛について相談先をお探しの方は、藤沢駅南口徒歩2分の藤沢ソーマクリニックへお気軽にご相談ください。患者さんの状態に応じた治療選択肢を一緒に考えてまいります。