
どっちがお得?シーパップ、レーザーをお悩みの方からよくある質問
2026年10月04日 06:47
いびきレーザーとCPAP、結局どっちがお得?費用対効果を医師が解説
「CPAPを毎月続けるのと、いびきレーザーを数回受けるのは、結局どちらがお得?」と聞かれることがあります。
結論からいうと、値段だけでは決められません。なぜなら、CPAPといびきレーザーは、そもそも治療の目的や向いている人が異なるからです。
■ CPAPといびきレーザーは何が違う?
CPAP(持続陽圧呼吸療法)とは、睡眠中にマスクから空気を送り、気道が閉じないようにする治療です。主に睡眠時無呼吸症候群(OSA)の治療として使用されます。
一方、いびきレーザーは、口の奥の軟らかい組織などにレーザーを照射し、いびきの軽減を目指す自由診療です。
つまり、
「無呼吸をしっかり治療したい」→CPAPが重要な選択肢
「無呼吸は重くなく、いびきそのものを何とかしたい」→レーザーを検討できる場合がある
という違いがあります。
■ 費用だけならCPAPの方が安い?
保険適用のCPAPは、3割負担の場合、診察・管理・機器使用料などを合わせて月4,000円前後が一つの目安です。実際の負担額は診療内容などによって異なります。
一方、いびきレーザーは自由診療です。
藤沢ソーマクリニックのカスタムナイトレーズは、初回19,800円(税込)、通常1回98,000円(税込)、複数回の照射を基本としており、治療回数によって総額が変わります。
単純な年間費用だけを比較すれば、保険適用となるCPAPの方が安くなるケースが多いでしょう。
ただし、CPAPは原則として使用している間に効果を発揮する治療です。毎晩の装着や継続的な管理が必要になります。
レーザーも「数回受ければ一生効果が続く」という治療ではありません。効果には個人差があり、時間の経過によって追加治療を検討する場合があります。
■ 本当の「費用対効果」は何を治したいかで決まる
ここが一番重要です。
睡眠時無呼吸症候群がある人にとっては、「いびきの音が小さくなったか」だけでは治療効果を判断できません。
いびきが軽くなっても、睡眠中の無呼吸や低酸素が残っている可能性があるからです。
特に中等症以上の睡眠時無呼吸症候群では、CPAPは確立された治療法の一つです。
一方、睡眠検査で重い無呼吸がなく、主な悩みがいびきの場合には、毎晩装着する機器を使わない選択肢としてレーザーを検討できることがあります。
そのため、「CPAPとレーザーのどちらがお得か?」よりも、
「自分はいびきを治療したいのか、睡眠時無呼吸を治療する必要があるのか?」
を最初に確認することが大切です。
■ まず睡眠検査をしてから考える
家族から「息が止まっている」と言われる、日中に強い眠気がある、朝に頭痛がする、十分寝ても疲れが取れない、といった場合には睡眠時無呼吸症候群が隠れていることがあります。
レーザーを受けるかCPAPにするかを決める前に、まず睡眠検査で無呼吸の有無と重症度を確認することをおすすめします。
Q. レーザーをすればCPAPをやめられますか?
A. 自己判断でCPAPを中止することはおすすめできません。レーザー後に無呼吸が改善しているかは、症状だけではなく睡眠検査などで客観的に確認する必要があります。
Q. CPAPは一生続けるのですか?
A. 必ず一生とは限りません。体重減少、生活習慣の改善、ほかの治療などによって状態が変化する場合があります。再評価したうえで治療方針を判断します。
Q. 結局、費用対効果がいいのはどちら?
A. 睡眠時無呼吸症候群でCPAPの適応がある方では、CPAPは医学的エビデンスと保険適用の両面から費用対効果の高い選択肢です。一方、無呼吸が重くなく、いびきが主な悩みの場合には、生活スタイルや希望を踏まえてレーザーを検討する余地があります。
藤沢ソーマクリニックでは、最初から「CPAPかレーザーか」を決めるのではなく、まずいびきの原因や睡眠時無呼吸の有無を確認します。
「レーザーが自分に合うかわからない」「CPAPを勧められたけれど迷っている」「そもそも睡眠検査が必要かわからない」という方は、まず睡眠外来でご相談ください。
藤沢駅南口徒歩2分。保険診療の睡眠検査からCPAP、自由診療のいびきレーザーまで、検査結果とご希望を踏まえて治療方法を一緒に考えていきます。