ペインクリニックは、英語の Pain Clinic の名の通り、「痛み(ペイン)」を和らげ、治療することを専門とする診療科です。
肩こりや腰痛のような身近な痛みから、頭痛、神経痛、帯状疱疹、生理痛、手術後の痛み、リウマチやがんに伴う痛みまで、幅広く対応しています。
ペインクリニックは他科と連携し患者さんを支える存在です。各科で治療はしていても、「痛みのコントロール」ができず、苦痛からなかなか逃れられない場合があります。当院では他科と共同で痛みの改善に取り組んでいます。痛みの原因がはっきりしない場合には、まず丁寧に診察を行い、必要に応じて血液検査、レントゲン、MRIなどの検査をご提案します。当院で対応できる範囲を見極めたうえで、より専門的な検査や治療が必要と判断した場合には、適切な医療機関や専門診療科へご紹介いたします。
通常の診療科は、整形外科は骨や関節、内科は内臓、耳鼻科は耳や鼻というように担当が「臓器」ごとに決まっていますが、ペインクリニックは「どこに原因があっても、とにかく痛みを減らすこと」を目的としています。つまり「痛みそのものを治療する」のです。
「痛みをコントロールしたい」場合、または治療が終了していて「痛みだけ残る」場合にも、当院にご相談ください。
※保険適用、一部自費
※医療機関からのご紹介を受け付けております。
★ブロック注射後は、一時的にしびれやふらつき、脱力感が出ることがあります。ペインクリニック受診の方は、安全のため、当日はご自身での車・バイク・自転車の運転は控え、公共交通機関または付き添いの方の送迎でご来院ください。
冷房や暑さで首・肩のこり、疲れがつらい方へ。
症状に合わせて選べる3つの施術をご案内します。
単品でのご利用と比べて4,700円おトク
3つの施術を受けていただけます(自費・税込)
「過去にやったけど、勇気を出して注射を受けたのに、あまり変わらなかった…」「数日で痛みが戻ってしまった…」と感じる方もいらっしゃいます。しかし、ブロック注射は1回で痛みを完全になくすことだけを目的とした治療ではありません。
神経ブロック注射は、痛みを脳へ伝える神経やその周囲に局所麻酔薬などを注射し、神経の興奮や炎症を抑え、血流を改善することで、痛みの悪循環を断ち切る治療です。慢性的な痛みでは神経が過敏になっているため、症状によっては数回に分けて治療を行うことで、神経を徐々に落ち着かせ、より安定した改善が期待できる場合があります。
また、「ブロック注射は痛そう」と心配される方も少なくありません。当院では極めて細い針や安全性に配慮した専用の針を使用し、ゲートコントロール理論を応用して、できるだけ痛みを少なくする工夫を行っています。
「1回で効かなかったから効かない治療」と決めつけず、治療経過を確認しながら継続することが大切です。気になることがあれば、遠慮なく医師にご相談ください。一緒に痛みの改善を目指していきましょう。
トリガーポイント注射は、慢性的な痛みの原因となっている筋肉の硬いしこり(トリガーポイント)に直接薬剤を注射する治療法です。
肩こり・首こり・腰痛(筋筋膜性腰痛)・背中の痛み・お尻から太ももにかけての痛みなど、筋肉が原因となる痛みに効果が期待できます。
筋肉の緊張が続くと血流が悪くなり、痛み物質がたまることで、さらに痛みが強くなる「痛みの悪循環」が生じます。トリガーポイント注射は、原因となる筋肉を正確に見極めて治療することで、筋肉の緊張を和らげ、血流を改善し、痛みを軽減することを目的としています。
また、局所の炎症物質を洗い流す「ウォッシュアウト効果」や、癒着をほぐす作用も期待されるため、麻酔薬の効果が切れた後も症状の改善が続くことがあります。
多くの方は1回の治療でも「動きやすくなった」「痛みが軽くなった」と変化を実感されます。一方で、慢性的な痛みは長期間かけて筋肉の緊張や痛みの悪循環が続いているため、1回で完全に改善するとは限りません。症状に応じて数回治療を重ねることで、筋肉の状態が安定し、より良い改善につながることがあります。
薬や湿布だけでは改善しない痛みでお困りの方にとって、原因に直接アプローチできる治療の一つです。
ヒアルロン酸はいずれ体内に吸収されるため作用期間が限られていることや、ステロイド注射は炎症を抑えるためには効果的ですが、長期的な使用では副作用の懸念があるために副作用の心配がないハイドロリリース注射は有用です。
2025年の画像評価を用いた研究では、incobotulinumtoxin-A注射により僧帽筋サイズが減少し、効果が6か月程度持続したと報告されています。
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC12091602/
つまり、肩ボトックスは、僧帽筋の過緊張・肥大がある人には「肩こり軽減」と「美肩ライン」の両方が期待できる可能性があります。ただし、慢性肩こり全般に万能とは言えず、診察で適応を見極めることが重要です。